センサーサイズの違いとそのメリット・デメリットについて

みなさん、こんにちは。
10月も終わり、11月に入る時期になりましたね。
今年もあと2ヶ月と残りわずかになりました。年々、時の流れが早くなっていてとてもびっくりしています。


11月になると、紅葉を撮りに行ったり冬場は星空が綺麗なのでミラーレスカメラの活躍する場が多くなると思います。
それに伴ってカメラの購入を検討する方もいると思います。
というわけで今回はカメラのセンサーサイズについて書いていこうと思います。

イメージセンサーについて

カメラにはイメージセンサーというものが取り付けられています。
これはカメラを通して見た風景や景色を取り込むためのセンサーという感じです。
具体的なイメージセンサーの仕組みに関しては端折らせていただきます。

黄色の部分がイメージセンサーです。
このイメージセンサーには大きく3種類あります。

  • フルサイズ
  • APS-C
  • マイクロフォーサーズ

3種類のセンサーサイズの違いは大きさです。
下に示すように大きさに違いがあります。

このようにフルサイズが最も大きいセンサーで一番小さいのがマイクロフォーサーズとなっています。
ではこの3つのセンサーの特徴と個人的に思うそれぞれのメリット・デメリットを書いていこうと思います。

フルサイズ

ミラーレス一眼カメラの中でも最も多く採用されているセンサーサイズがフルサイズです。
センサーサイズが他の二つに比べて大きいため、暗所でもISOを大きく上げなくても撮影可能です(それでも昼間の撮影に比べるとISOを上げなければなりませんが)。
また、背景のボケ感もしっかりと表現できます。
同じF値でも、特にマイクロフォーサーズと比べるとしっかりと背景がボケるように感じます。
こういったメリットもありますが、デメリットもあります。
まずコスト面です。
コストは圧倒的にかかります。
基本的にセンサーサイズが小さくなればなるほど安く、大きくなると高価になる傾向があります。
また、カメラの大きさも大きくなり重くなってきます。
こちらもセンサーサイズが小さくなるとカメラの重量も軽くなり、大きくなると重くなってきます。
以上をまとめると下記のようになります。

メリット

  • 背景がしっかりボケる
  • 暗所にも強い

デメリット

  • 価格が高い
  • 機材の大きさが大きい
  • 機材が重い

APS-C

APS-Cはフルサイズとマイクロフォーサーズの中間の大きさのセンサーです。
よく言われているのは、これからカメラを始めたい方・興味ある方へのエントリー機としておすすめされています。


APS-Cセンサーを搭載したカメラはフルサイズカメラに比べて大きさがコンパクトになり、軽いと言ったのが特徴です。
価格についてもフルサイズと比較するとボディー、レンズ共に安く購入できるのもメリットの一つと言えるでしょう。そしてそのレンズの種類も豊富で、APS-C専用のレンズを装着できることはもちろん、フルサイズ用のレンズを装着することも可能です。

一方でAPS-Cはフルサイズに比べるとセンサーサイズが小さいため、暗所での撮影が難しくなってきます。
フルサイズカメラに比べるとISOを上げなければならないためノイズが乗りやすくなってしまうというデメリットもあります。
また、レンズの焦点距離がフルサイズ換算で1.5倍になるということも頭に入れておかなければなりません。
例えば、レンズが35mmのもので撮影した場合
フルサイズ→35mmの焦点距離で撮影
APS-C→35×1.5=52.5mm
となるため、35mmのレンズを使用するとフルサイズ換算で50mmのレンズを使用していることと同じことになるということです。
ボケ感もフルサイズに比べると劣ってしまいます。ただし、マイクロフォーサーズよりもボケ感は出るため、ここに関してはあまり気にしなくても良いかもしれません。

以上のメリット・デメリットをまとめました。

メリット

  • フルサイズカメラと比べるとコンパクトで軽量
  • 価格もフルサイズと比べると安価で手が届きやすい
  • レンズの種類も豊富

デメリット

  • 暗所での撮影時にノイズが乗りやすい
  • フルサイズに比べるとボケ感が弱い

マイクロフォーサーズ

マイクロフォーサーズはパナソニックとオリンパスの共同研究により開発されたセンサーです。
大きさでいうと上3つの中で最も小さいセンサーになります。

センサーサイズが小さくなるとカメラのサイズ、レンズのサイズも小さくなります。
つまり、よりコンパクトになり軽量化されているため持ち運びも楽になるということです。
そして焦点距離もフルサイズ換算で2倍になります。
つまり35mmの焦点距離のレンズで撮影すると実際はフルサイズ換算で70mmのレンズに相当するということです。
300mmのレンズだと300mm×2=600mmになるということです。
マイクロフォーサーズは焦点距離が2倍になるため、望遠側でかなりメリットがあります。
フルサイズに比べて機材も小さく、焦点距離が二倍になるためより持ち運びがしやすいということです。
また、価格も上二つに比べると非常に安く購入できます。
APS-Cもコスト面では抑えられていましたが、それ以上に安く購入できるというメリットもあります。
特に望遠レンズは高価なものが多い中で、マイクロフォーサーズのレンズは比較的安価に購入できるものが多いです。

一方で、センサーサイズが小さくなるということは暗所での撮影が非常に難しくなってきます。
APS-Cよりも小さいため、よりISOを上げなければなりません。そうするとノイズが乗りやすくなってきてしまいます。
また、焦点距離が二倍になり望遠側でメリットがあるということは広角側に弱いということです。
遠近感がありダイナミックな写真を撮りにくくなるというデメリットも考えられます。
そして背景のボケ感もフルサイズに比べると物足りない感が出てくる可能性もあります。
実際、私の最初のカメラはマイクロフォーサーズのカメラでしたが、やはり背景のボケ感が弱いように感じました。

以上のメリット・デメリットをまとめました。

メリット

  • 3つの中で最もコンパクトで軽量のため持ち運びしやすい。
  • 焦点距離がフルサイズ換算で2倍になるため望遠側で有利。
  • コスト面でも安価なものが多い。

デメリット

  • センサーサイズが小さいため暗所での撮影時ノイズが乗りやすい。
  • 広角側に弱い
  • ボケ感が弱い

まとめ

今回はセンサーサイズの違いによるメリット・デメリットを書いて見ました。
もちろん上記以外のメリット等あると思いますが、私が使っていて感じた点をまとめました。

最後にそれぞれのイメージセンサーのメリット、デメリットを以下にざっとまとめましたので参考程度に見てください。

これからカメラを購入しようとしている方、ぜひ参考にしてくださいね。

ではまた。

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