初の星空撮影をしてきました!

みなさん、こんにちは。
最近めっきりと寒くなり、いよいよ冬本番だなあと感じてきています。


冬になったらどうしても撮影して見たいことが個人的にはありました。
それは「星空撮影」です。
筆者は大学時代長野県に住んでいたことがあり、その時に毎日のように綺麗な星空を見ていました。
しかしながら、その綺麗な夜空を写真に収めようと思ったことが一度もなく非常に後悔していました。
そこで今回は綺麗な星空を撮影するために長野県に遠征合宿を行ってきたのでその撮影日記を書きつつ個人的に思った撮影のコツなどを書いていこうと思います。

撮影準備

星空撮影に行く前に必要なもの、あった方が良いものを書いていきます。

必要なもの

  • 一眼カメラまたは一眼ミラーレスカメラ
  • F値の低いレンズ(できれば広角)
  • 三脚

・一眼カメラまたは一眼ミラーレスカメラ

こちらに関しては一眼カメラ、ミラーレスカメラどちらでも良いと思いますが、F値、ISO、シャッタースピードを調整できるものにしてください。
コンパクトデジタルカメラやスマートフォンなどですとその辺りの調整が難しいため撮影が困難となると思います。
また、センサーサイズですが、こちらもできるだけ大きいカメラ(フルサイズ)を使用することを推奨します。

・F値の低いレンズ

できればF2.8よりもF値の低いレンズを使用することが推奨されています。
ただ、F4.0でも撮影できなくはないですが、その場合はISOを上げたり、シャッタースピードを稼がなくてはなりません。
また、周りの風景も入れて星空を撮影する場合は焦点距離が20mmほどのレンズが推奨されています。
個人的には最低でも28mmは必要かと思います。
ただし星空のみを撮りたいという方はそこまで広角のものは必要ないと思います。
ここに関しては個人の好みなので各々判断しましょう。

・三脚

星空撮影の際、必ず三脚は持っていきましょう。
理由は、一枚の撮影が最低でも10~20秒ほどとなるからです。
暗闇での撮影は光が入りにくいため長秒露光をする必要があります。手持ちだと手ブレしてしまうため三脚が必要になります。
最初のうちはそこまで高い三脚は必要ないかもしれません。
私自身、Amazonでおすすめされていた2000円ほどの三脚を使用しています。
ただ、三脚の安定性や運びやすさを考慮するとしっかりとした三脚を購入されることをおすすめします。

あった方が良いもの

  • レリーズ
  • 防寒具

・レリーズ

シャッターを押した際のブレをなくすためレリーズはあった方がいいです。
これがあるとブレなくシャッターを押すことができます。
ただ、ない場合はカメラのセルフタイマー機能で代用することができます。
シャッターボタンを押した後、カメラが一定時間経つと自動でシャッターを切ってくれるため、ボタンを押した際のブレをなくすことができます。

・防寒具

冬の星空撮影は非常に寒い中行うため過酷です。
防寒着はもちろんあった方が良いですが、温かい飲み物やホッカイロなど体を温めるグッズを持っていきましょう。

星空撮影のための場所と時期

撮影場所に関して

都心のような光源の多い場所はできるだけ避けましょう。
光が多いと星空撮影の邪魔になってしまいます。できるだけ光の少ない山間部での撮影がおすすめです。
また、空気の住んでいる場所の方がより綺麗に星空を撮影することができます。
標高1000m以上の場所で撮影されることが推奨されています。

時期に関して

星空に関しては春夏秋冬いつでも撮影できます。
しかし、天の川が綺麗に見れる時期は夏頃、空気が澄んで夜空が綺麗に見れるのは冬なのでこの時期に撮影するのが良いかもしれません。
また、月明かりも星空撮影にとってはあまり良くありません。
ベストなタイミングは新月の日ですが、なかなかその日に撮影というのも難しいと思います。
新月の日から1週間ほどがおすすめだそうです。月明かりも弱く、夜月が出ている時間も短いということだそうです。

野辺山高原(長野県)での撮影

以上を踏まえて私が撮影場所として選んだのは長野県南佐久郡南牧村にある野辺山高原です。
長野県の星空スポットといえば阿智村が非常に有名ですが、野辺山高原も星空が見える場所として非常に有名なんです。
野辺山高原にはJR小海線の駅として野辺山駅もあります。こんな山奥まで電車が走っていることに驚きです。


実際はこの野辺山駅から車で10分ほどの場所で撮影を行いました。

撮影した作例をいくつか載せてみます。

f2.8/ISO 1600/ss 25.0s

使用したレンズはTAMRONの17-28 f/2.8 Di Ⅲ RXDです。
星空撮影の際はマニュアルモードで撮影するのが一般的だそうです。
F値はこのレンズの一番低いf2.8で撮影しています。
ISOは1600、シャッタースピードは25秒です。

山の麓の街明かりがはっきりと見えるとともに、星空もしっかりと写っています。
天の川も右上の方にうっすらと見えています。
ちなみにこの写真は人生はつの星景写真です。

f2.8/ISO800/ss15min

この写真はシャッターを約15分ほど解放して撮影しました。
f2.8、ISOは800です。
この写真、編集で露光量などを調整しているため綺麗に見えますが、上記の設定で撮影した際の撮って出しは下に示す写真です。

f2.8
ISO800
ss15分

上の写真のようにかなり白飛びしてしまっています。
設定をミスっていました。
おそらく長時間シャッターを開けたまま撮影する際はF値はもう少し上げることができ、ISOも100~200程度で良いのでないかと思います。
この設定でも15分〜20分ほどシャッターを開けていれば十分な光が入るのだと思います。
しかしながらRAWで撮影しているば編集である程度はどうにかなるということも今回判明しました。

まとめ

今回、初めて本格的な星空撮影に挑戦してみました。
個人的に感じた撮影ポイントや撮影設定に関しても簡単にまとめてみました。
この冬、星空撮影に挑戦してみようという方へ少しでも参考になればいいなと思います。
筆者もまた色々な場所へ行き、星景写真を撮りたいです(次回は綺麗な天の川を撮りたい…)。

それではまた!

写真素材のピクスタ

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