フィルムカメラと行く京都・兵庫旅行

先日、冬の京都・兵庫へ行ってきました。
目的は雪と共に見る貴船神社・雲海のある竹田城でした。
天候に恵まれず、見事にそんな景色は見れなかったのですが、せっかくなので旅行記として残しておこうと思います。
今回は少し前に購入したフィルムカメラNIKON FE2で撮影した写真とともに振り返っていこうと思います。

撮影に使用したカメラ・レンズ・フィルムは以下の通りです。
camera:NIKON FE2
lens:NIKKOR 35mm F2
film:SUPERIA X-TRA 400

なお、適正露出で撮っていなかった写真もいくつかあり、そのため何枚かはアンダー気味になってしまっています。
私の技量もまだまだということです。
悪しからず。。。

龍安寺

始めに訪れたのは龍安寺です。
室町時代の武将細川勝元により建てられた禅寺だそうです。
建てられたのは1450年だそうで、今から500年以上も前です。
現在は世界遺産「古都京都の文化財」にも登録されています。

京都市右京区にあり、京福電車の龍安寺駅下車徒歩10分ほどで行くことができます。

石庭が有名ですが、これは1975年にイギリス女王エリザベス2世が石底を賞賛したことから始まったそうです。
当時はSNSなど当然無く、情報も自由に入手できなかった時代。それでもこういったことがきっかけで有名になるということは、エリザベス2世の影響力はとても計り知れないほどすごかったのではないでしょうか。

貴船神社

赤い灯籠が石段と共に続く景色で有名な貴船神社。実は訪れるのは今回が2回目です。

叡山電鉄鞍馬線の貴船口という駅が最寄駅です。
ここから歩いて15~20分ほどで行くことができます。

貴船神社は縁結びの神社としても有名だそうです。
おみくじも少し特殊なものがあり、水占みくじというものがあります。
何も書かれていないおみくじを御浸水という水に浸すと文字が浮かび上がってくるというものです。
非常に不思議なおみくじなので一度やってみてはいかがでしょうか。ちなみに私は吉でした。

竹田城

今回の旅のメイン、竹田城は兵庫県朝来市(あさご)にあります。
最寄駅は播但線(ばんたんせん)の竹田駅です。
竹田城にはこの駅から徒歩40分ほどで行くことができます。
軽い登山ですね。
ただ冬場は閉城しているそうなので残念ながら行くことはできません。
今回は立雲峡という別の場所から竹田城を眺めることとしました。

立雲峡入口前に駐車場があるのでそこまでは車でいくことができます。
入口からは徒歩で展望台を目指して歩いていきます。
展望台は第三展望台〜第一展望台まで三ヶ所あります。
第一展望台までは約40分ほど。いい運動です。
写真は第一展望台からの眺め。

案の定というか、予想通りというか、雲海は残念ながら見られませんでした。
山の上に見える竹田城。広角気味の35mmレンズを使用。
竹田城を切り取りたいのであれば85mm〜135mmほどの望遠レンズがあるといいかもしれません。

山の上にある竹田城。
非常に攻めにくい城だったそうですが、当然飲食品を下から運ぶ作業がありました。
城自体には攻められずとも、この水路を断つことで間接的に竹田城を攻略したとか。
山の上に城を構えることの難しさを感じさせられました。

立岩

京都府京丹後市にある立岩。
この旅行で初めてこのスポットを知りました。
京都府の北に位置する立岩。日本海も臨めます。
個人的には京都府が日本海に面していることに驚きを隠せませんでした。

立岩は約20mほどの一枚岩。
岩と呼ばれていますが、実は安山岩という火山岩の一種だそう。
約1500万年前に起こった海底火山活動により発生したマグマが固まったそうです。
固まったマグマが隆起したり、海面が下がったりすることで地表に現れてきました。
雨や風、海によって少しずつ削られていき現在の形になったそうです。
こういった背景を知ると歴史を感じることができますよね。

今回の立岩での写真は基本的にアンダー気味になってしまいました。
絞りを絞りすぎたためかと思われます。
デジタルだと何枚も撮り直せますし、その場で確認できますが、フィルムとなると現像してみないとわかりません。
これがフィルムの難しさだと思うと共に、フィルムの楽しさの一部なんだなと思いました。

伊根の舟屋

この旅行最後に訪れたのは伊根の舟屋。
京都の伊根湾に位置します。

海面すれすれに建てられた舟屋兼民家が有名な場所です。
一回が船を格納する倉庫となっており、2回が民家となっている少し変わった機能を持つ建物です。

約5kmに渡る伊根湾におよそ230軒ほどが建てられているそうです。
こういった景観から日本のヴェネツィアとも呼ばれています。
どの舟屋も同じような構造・材質をしており、経年劣化の具合も似ているそうです。
建てられた時代が一緒なんですね。

伊根の舟屋は水上からでも見ることができました。
伊根湾をめぐる遊覧船や個人の船に乗って臨むことができます。
私が乗ったのは個人でやられている方の船に乗せてもらいました。
写真はその船から撮ったものです。
ただ遊覧するだけでなく伊根の舟屋にまつわる歴史や豆知識なども聞くことができたので非常に面白かったですね。
1回1000円で約20~30分ほどでした。

おまけ

今回の旅行ではもちろんデジタルカメラでも撮りました。
せっかくなので少しだけ載せておこうと思います。

まとめ

フィルムカメラ共に行った旅行記を書いてみました。
どこをどう切り取るのか、日の光の入り方はどうなのかなど色々と考えながら撮影していたのですが、写真を見てまだまだだなあと感じることばかりです。
特に絞りの設定はかなりシビアなんだと感じました。
日頃SONY α7Ⅳで撮っているので多少暗く写ってしまっても編集で持ち上げることができたのですが、フィルムカメラではそうはいきません。
写真を撮るという難しさを実感したような気がします。
今回の旅行ではそういった面でも非常に学びのある旅だったような気がします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

それではまた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA