かなり前であるが、フォアハンドイップスになってしまったという記事を書いた。
フォアハンドイップスになってこの記事を書いて半年以上が経つが、なかなかフォアハンドの感覚は戻ってこない。
2022年1月にフォアハンドイップスになっているので2年以上が経つ。
こうして改めて記事を書いていると2年も経ってしまったのかという驚きと落胆、そしてそれでもこの2年間ラケットを放り出さずにテニスを続けている自分を少しは褒めてあげたいと思う。
さて、この記事の題目にもあるがイップスの解決の糸口を見つけたかもしれないということで記録がてら、記事を書いていこうと思う。
ここからは自論になるので、そうではない考えの方もいらっしゃると思う。
それを承知していただいた上で読んでいただきたいと思う。
理論と感覚
テニスに限らずスポーツ全般ではあるが、「理論と感覚」これが大切になってくると思っている。
理論とは、テニスを例に出すが、相手が打球する際にスプリットステップを踏むだとかテイクバックの際は左手と一緒に身体をひねるだとか言ったことだ。
プロ選手が共通して行っている動作と言い換えても良いかもしれない。
感覚とは上記理論とは違い、例えばボールをしばき上げてスピンをかけることだったり、来たボールに対しての入り方だったりと、理論とは違いその人独自の方法で行っている動作だと考えている。
私がイップスになってしまったのはおそらく後者の感覚が急になくなってしまったためだ。
私の場合フォアハンドを打つ際にリストラグ(wrist rag)を使っているのだが、無意識にやっていたこの動作の感覚が急に分からなくなってしまった。
イップスになる方はおそらく理論が分からなくなってしまったというより、感覚がわからなくなってしまった方が多いのではないだろうか。
イメージングの大切さ
話は変わるがスポーツにおいてイメージングが非常に大切だと考えている。
私は過去にバスケットボールをやっていたのだが、シュートフォームのイメージがいいと成功率も上がっていたし調子もかなり良かった(ただし、フォームがイメージ通りだったかは不明でおそらく違ったのではないだろうか)。
このようにテニスも同様でイメージングが大切なのではないだろうか。
私がフォアハンドを打つことができなくなった原因の一つとしてイメージングできなくなってしまったのだと思う。
このイメージングを良い方向に持っていくためにはやはりプロ選手の動画をひたすらに見続けることだと思う。
私の場合錦織選手のフォアハンド動画を見ているとかなりイメージングがしやすい。
逆にジョコビッチ選手やシナー選手のヒッティング動画はフォアハンドのイメージがしにくいのである。
(ジョコビッチ選手やシナー選手のフォームはもちろん素晴らしいですし、あくまで私のイメージングのしやすさという観点です)
これはおそらく自分自身の握っているグリップの種類によるものだと思う。
私はラケットをかなり厚くもつウェスタングリップでフォアハンドを打っている。
錦織選手も同じように厚く持つ選手なので、見ていてしっくりくるのだろう。
逆にジョコビッチ選手のようにセミウェスタンで持つ選手のフォアハンドはイメージしにくいのではないだろうか。
自分自身と同じグリップの握り方をしている選手を参考にするのは大切なのではないだろうか。
そうすることでなんとなくではあるがテイクバックの仕方やボールへの入り方などもイメージできてくると私は考える。
自分のフォームを確認する
上記のようにイメージングしながら打っていると、感覚も少しずつよくなってくると思う。
もちろんすぐにではなく、本当に少しずつだ。
ただ、感覚だけに頼っているとフォームとしてしっかりとしたフォームなのかがわからない。
それを確認するためにはやはり都度動画を撮影するのが一番ではないだろうか。
感覚がよくフォームも良くなっているのが望ましい状態だ。
そのためにも動画撮影も必須になると考えている。
動画を見返すことでうまくいっていた感覚の時のフォームやイップス気味に打った時のフォームを見ることができる。
意外とフォームを見ると違和感はないかもしれないし、フォームが崩れてしまっているかもしれない。
ちなみに私は久々に動画を撮ってみたらフォームがかなり崩れていた。
定期的に動画を撮ってフォームチェックをするのはかなり大切なことであるのではないだろうか。
以下の記事にもフォームチェックの記事を書いているので参考にしてもらえたらと思う。
個人的におすすめするテニスフォームチェックアプリまとめ
今回は私個人的にイップスの解決の糸口になるのではないかと思うことをつらつらと書いてみた。
かなり私見が入っているため、参考程度になればと思う。
イップスで悩んでいる方、私もそうだがかなり辛い時期だと思う。
なんとかめげずに耐えて練習を続けていき、乗り越えていけたらと思う。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また。