単焦点レンズとズームレンズの特徴ってなに?

みなさん、あけましておめでとうございます。
2023年初投稿です。
毎年、年を明けるとひっそりと目標を立てるのですがいつの間にか忘れてなあなあになってしまっていることに最近気がつきました。
今年の個人的な目標は、
「去年以上に写真を勉強していろいろなとこに撮りに行く、できたらコンテストにも応募してみる」
です。

そんなこんなで新年一発目は単焦点レンズとズームレンズの違いについて書いていこうと思います。
単焦点レンズとズームレンズって何が違うの?どっちがいいの?という方に少しでも参考になればいいなと思います。

ズームレンズの特徴について


ズームレンズは名前からも想像できるようにズームができるレンズのことです。
焦点距離をある範囲内だったら、自由に調整できます。

私が使用しているレンズの一つに、タムロンから出ている「28-75mm F/2.8 G2」があります。
この28-75mmが示していることは焦点距離28mm~75mmの間で自由にズームが可能ということを示しています。
私はズームレンズと聞くとどこまでもズームできるレンズだと思っていたのですが、実はズームできる範囲が決まっていたことにカメラを始めて知りました。

またF/2.8という記載もありますが、これは28mm~75mmの間でどの焦点距離でもF値を2.8まで下げられるということです。
つまり28mmの時も50mmの時も75mmの時もF値を2.8で撮影することができるということです。

一方で同じズームレンズでもF値が変動するズームレンズもあります。
私の持っているOLYMPUSのキットレンズに「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」があります。
このレンズも先ほどと見方は同じで、焦点距離14~42mmの間で自由にズームが可能です(ただしOLYMPUSのカメラはマイクロフォーサーズのセンサーを搭載しているため実際の焦点距離は35mm換算で28mm~84mmとなります)。
ただしF値の見方は少し変わってきます。
焦点距離の隣にF3.5~5.6という記載があります。
これはF値が3.5~5.6の間で変動するという意味ですが、厳密には少し違います。
焦点距離が14mmの時に最も下げられるF値が3.5、焦点距離が42mmの時に最も下げられるF値が5.6ということを示しています。
42mmの時はF値を3.5まで下げられないということです。

このようにズームレンズにはF値固定のものと可変のものがあります。
それぞれメリットとデメリットがあるので下にまとめてみました。

F値固定のズームレンズのメリット・デメリット

メリット

  • どの焦点距離でもF値を最も下げられるため、背景をぼかしやすい。
  • どの焦点距離でも一番低いF値で撮影できるため、暗所での撮影でも使いやすい。

デメリット

  • F値可変のものと比較すると価格帯が高いものが多い。
  • 構造上、大きさが大きく、重量も重くなってしまうため、持ち運びが少し不便になる。

F値可変のズームレンズのメリット・デメリット

メリット

  • F値固定のものと比べると比較的コンパクトなものが多い。
  • 価格帯も安価なものが多く、ボディ購入時にキットレンズとして付いてくるものもある。
  • 高倍率のズームレンズはF値可変のものが多く、このズームレンズ1本で幅広い焦点距離をカバーできる。

デメリット

  • 焦点距離が大きくなるとF値が十分にされないので、背景がボケにくい。
  • F値を十分に下げられないため、暗所での撮影が少し不便になりISOを上げなければならなく、ノイズが乗りやすい。

このようにズームレンズにも大きく分けて二つあります。
それぞれメリット、デメリットがあるため一概にどちらが良いとは決められません。
ただ私個人的な見解としては標準域のF値固定のズームレンズを1本持っておくと非常に便利かと思います。

単焦点レンズの特徴について

単焦点レンズとはズームのできないレンズのことです。
焦点距離が一つしかないので単焦点と呼ばれています。
カメラのレンズというとズームレンズを思い浮かべる方が多いかと思います。
私もカメラを始めて、ズームできないレンズの存在を知りました。

私の使っている単焦点レンズはsonyより発売されいる「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」です。
焦点距離は55mmF値は1.8まで下げられることのできるレンズです。
ズームレンズの表記と違い、焦点距離とF値が一つずつしか記載されていないためわかりやすいと思います。

焦点距離は一つですが、F値は上に記載のズームレンズのF値より低い値が記載されています。
単焦点レンズはズーム機能を省いた分、構造が簡易的になりF値もズームレンズよりも低い値で撮影することが可能です。
そのため単焦点レンズは「明るいレンズ」とも呼ばれており、ズームレンズと比べると暗所での撮影に向いていると個人的には考えています。
そして構造的に簡易的になることでズームレンズと比べてよりコンパクトになり軽量化されていることが特徴の一つとも言えます。
価格も比較的安価なものもあり、入手しやすいレンズです。

ただしズームができないため、被写体に対してもう少し寄りで撮影したい時や、引きで撮影したい時などの場合、不便さを感じるかもしれません。
焦点距離が一つしかないため他の焦点距離で撮影したい場合はその都度レンズ交換をする必要があります。

以上の単焦点レンズのメリット、デメリットをまとめてみました。

単焦点レンズのメリット・デメリット

メリット

  • F値の低いレンズのため暗所での撮影に向いており、且つ背景も綺麗にボケやすい。
  • 大きさがコンパクトなものが多く、重さも軽く持ち運びしやすい。
  • 価格も安価なものもあるため、入手しやすい。
  • ズームレンズよりも写りがクリアで綺麗な仕上がりになる。

デメリット

  • 引きで撮影したり、寄りで撮影したりなど焦点距離を調節できない。
  • 焦点距離を変えるためにはその都度レンズ交換が必要となり手間がかかる。

まとめ

以上、ズームレンズと単焦点レンズの特徴と違い、それぞれのメリット、デメリットを挙げてみました。
非常に迷うと思いますが、金銭面や重いものでも大丈夫という方はズームレンズを購入してみても良いかと思います。
カメラを始めてみたいという方やとりあえず何かレンズが欲しいという方にはズームレンズよりも安価に入手できる単焦点レンズがお勧めです。
あくまで私個人の意見ですので、色々と情報を集めていただき、判断してもらえたらと思います。

以上、少しでも皆さんの助けになれば幸いです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

それでは、また!

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