桜のシーズンも終わり、段々と夏を感じる日が増えてきた気がします。
次の写真撮影スポットをどこにしようかと考えていた時に、ふとインスタグラムを見ていると「富士山と芝桜」という綺麗な写真が目に入ってきました。
この芝桜、昨年はタイミングがなく撮りに行けなかった花の一つです。
今年のゴールデンウィークは特に予定がなく、これはチャンスだということで弾丸で撮影してきました。
その撮影日記を書いていこうと思います。
芝桜について
そもそも芝桜って桜なの?と思う方もいるかと思うので、どんな植物なのか調べて見ました。
学名:Phlox subulata
ハナシノブ科・多年草
別名:ハナツメクサ
原産国:北アメリカ
開花時期:4月上旬〜5月下旬
見た目が桜に似ており、芝生のように土に這って生育することから芝桜と呼ばれているそうです。
花の色は様々で赤、桃、紫、白などがあります。
私が行った時も様々な色の芝桜が咲いていました。
富士本栖湖リゾート
アクセス
芝桜が有名なスポットは関東県でもいくつかあります。
埼玉県にある羊山公園や千葉県の東京ドイツ村が今回の候補に上がりましたが、富士山と芝桜のコラボが見れるということで今回は山梨県にある富士本栖湖リゾートに行くことにしました。
車の場合都心から約2時間で行くことができます(渋滞がない場合です)。
中央道で行く場合大月JCT経由の、最寄りの河口湖インターチェンジで降りて下道でいきます。
また園内の入場料と駐車料金・開演時間は以下の通りとなっていました。
入場料:1200円/一人
駐車料金:500円/1台
開演時間:7時~16時(時期によって変動あり)
富士山と芝桜
入園すると芝桜が一面に広がっており、その背後には富士山が見えます。
この日は晴れており、富士山もくっきり見ることが出来、芝桜も見頃を迎えていました。
芝桜が満開だったためか、薔薇のような香りもほのかに香っており、個人的には初めて嗅ぐ香りでした。
また、富士山の頂上には笠雲と言われる雲がかかっていたもの非常に珍しく印象的でした。
笠雲とは
上の写真のように山頂に傘のようにかかった雲のことを言います。
そのため、笠雲または傘雲というそうです。
名前の通り傘のように見えますよね。
この笠雲、ずっとこの形を保っており動いていないように見えたのですが実際はそうではありません。
風上側の斜面で激しい上昇気流が生じると、水蒸気が一気に冷やされ雲になります。
その後、風下側の斜面に沿って雲が下がっていき、消えていきます。
この一連の流れを絶えず繰り返しているため、笠雲は動かないように見えます。
激しい上昇気流を生じているため、山頂ではかなり強い風が吹き荒れているそうです。
また傘雲が見られると高確率で天気が崩れると言われており、昔の人々はこの雲を見て天気を予想していたそうです。
山の斜面に激しい上昇気流が生じるためには風が流れ込まなければなりません。
このきっかけとなるのが低気圧の接近です。
空気は寒いところから暖かいところへ流れ込むため、低気圧が接近することで暖かい空気が斜面へ流れ込み激しい上昇気流を生じ、笠雲を作る一連の流れとなるのです。
低気圧が接近することで生じる笠雲。これが現れると天気が傾くのはこう言ったことが理由だそうです。
その他、園内で撮った写真です。
まとめ
富士山と芝桜を見に富士本栖湖リゾートに行ってきました。
非常に綺麗な景色を見るだけでなく、笠雲という少し不思議な現象も見ることが出来ました。
桜シーズン後、撮りに行くスポットに悩んでいる方がいましたら、ぜひ参考にしていただきたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。