真夏の富士登山

7月に入り、梅雨真っ只中ですね。
東京は梅雨が明けていないはずですが、雨が全然降っておらず、気温も高い日々が続いています。

今月は個人的なビッグイベントとして「富士登山」がありました。
富士登山自体は今までで4回ほど行ったことがあり、今回で5回目です。
最後に行ったのはコロナ前だったため4,5年ほど前になります。

今年は4,5年ぶりの富士登山となりました。
もう登らないつもりでしたが知人に誘われ登ることに。
せっかくなので富士登山の記録がてら書いていこうと思います。

ちなみに。
写真も載せていきますが、なんとカメラのSDカードを忘れてしまいiphoneで撮影したものになります。
現地の駐車場に着いてから気がつきました。。。
みなさん、カメラを持ってお出かけする際にはSDカードのチェックは絶対にしましょう。

登山前の豆知識

富士山について

言わずもがな、みなさんご存知の富士山。
日本一高い山として知られています。
ちなみに二番目に高い山は北岳という山です。

富士山は静岡県と山梨県に跨る活火山です。
標高は3776m。
2013年6月22日に世界文化遺産に登録されています。
また富士山は国民のものだと思っている方もいるかと思いますが、実は3360mから上は富士山山頂にある浅間神社のものであるそうです。

登山ルートについて

富士登山をするにあたり、一番下から登るのでは?と思っている方もいるかと思いますが、そんなことはありません。
多くの人は富士山の5合目と言われる場所から登り始めます。
5合目までは車で行けるのです。

そして富士登山には大きく4つのルートがあります。
吉田ルート、御殿場ルート、須走ルート、富士宮ルートです。
それぞれの登山口の標高は異なりますが大体2000m前後です。

今回は富士登山の中でも初心者向けのルート、吉田ルートで行ってきました。
吉田ルートの登山口は標高2305m、登山時間は往復で約10時間、距離は約13kmとなっています。

山小屋って泊まるべき?

富士山には山小屋という簡易的な宿泊所がいくつもあり、多くは7合目や8合目に点在しています。
今回の登山では7合目の山小屋に泊まりました。

登山客の中には夜登り始め、日の出前に山頂につき、ご来光を拝んで下山する人もいるそうです。
これを弾丸登山と言います。
弾丸登山は高山病になるリスクが高まるだけでなく、体力的にも厳しく、下山後の運転にも響いてくるため非常に危険な登山と言われています。

山小屋に泊まり、日程的にも体力的にも余裕を持って富士登山に臨むのがおすすめです。

持ち物はどうした良い?

富士登山をするにあたり、稀にスウェットのような格好で登る方がいますが絶対にやめましょう。
しっかりと装備を準備して望むようにしましょう。

必須なもの

登山用リュック(30L)
トレッキングシューズ
登山用ウェア
食糧・飲料
ヘッドライト

注意事項

登山用ウェアは重ね着できるものにしましょう。
一説によると真夏の富士登山は一回で春夏秋冬を感じるとも言われてます。
ヒートテックやダウン、ダウンパンツなどを用意しておくと良いです。

また山小屋にも飲食品は販売されていますが、物価が非常に高いです。
そのため可能なら事前に飲み物や軽食を購入して登るのが良いでしょう。

夜登山の場合はヘッドライトが必須になります。
街灯等はもちろんないため、ライトがないと足場が見えません。
夜登山をする場合は買っておきましょう。

あった方が便利なもの

トレッキングポール
トイレットペーパー
日焼け止め
レインコート
ホッカイロ
歯磨きシート
アイマスク・耳栓
小銭

備考

富士登山は紫外線が平地よりも厳し目です。
日焼けが気になる方は日焼け止めを持って行った方が良いでしょう。

また、天候が崩れる場合もあるためレインコートもあると便利です。
また山小屋にあるトイレは有料のため小銭もあった方が良いです。

5回目の富士登山

人生5回目の富士登山。
最初に登ったのは19歳の時です。
一生に一度は登っておきたい、10代最後にやり残したことのないようにとの思いで登りました。
まさか、5回も登るとは思っていませんでした。

上記にも記していますが、今回は吉田ルートでのアタック。
5合目には広大な駐車場があり、多くの人がここに車を停めて準備します。

5合目とはいえ標高は約2000m。
気温も涼しく、酸素も薄いように感じました。
高山病になるのを防ぐため、5合目に到着してすぐに出発するのではなく、1時間ほど滞在することで体を慣らしました。

さて五合目出発です。
今回は山小屋宿泊予定です。
7合目にあるトモエ館という山小屋を目指していきます。
登山道入口はこんな感じでわかりやすい看板が設置されていました。

登山道からはこんな絶景も見えました。

途中の登山道。

徐々に登山道が険しくなっていきます。
この日はほとんど曇りで、日が出ている時間があまりありませんでした。

一瞬だけ晴れ間が見えました。
この瞬間だけすごい絶景でした。
青空と緑の植物のコントラストが非常に綺麗でしたね。
ちなみに上の方にある建物が7合目の山小屋になります。
これが見えてくると山小屋まであと少しです。

7合目に到着するとこんな看板が見えてきました。
トモエ館までもう少しです。

7合目から山小屋までの道のり。
ここからの道が非常に険しくなっていました。
大きな岩も出てきて体力が削られていきます。

この険しい道を少し行くとようやくトモエ館に到着しました。

木材ベースの建物だったため山小屋っぽい雰囲気が出ていました。
到着したのは夕方の17時半ごろです。
ちなみに5合目出発が15時半ごろなので約2時間かかりました。

7合目の気温は13℃。非常に涼しく少し肌寒かったです。

宿泊所内は簡易カプセルホテルのような感じでした。
二人一部屋です。

トモエ館から見える夜景。
街明かりがとても綺麗でした。
みんな働いているのかなあと思いつつ夜景を見ていました。

トモエ館の夜ごはん。
山小屋泊らしくカレーをいただきました。
体力も削られていたため3分で平らげました。
ご馳走様でした。

夜ごはんもいただき、就寝します。
4,5時間仮眠をとり夜中の12時くらいに出発予定です。
ちなみに翌日は天気が崩れ雨が降るとの予報でした。

実際、12時に起き山頂へ向かったのですが、雨風、特に風が非常に強く本7合目あたりで断念することとなりました。
中には山頂を目指していく人々もいましたがそこは自己責任と自己判断。
夜登山ということもあり足場がよく見えず、かつ雨により滑りやすくなっていたためこれ以上は危険と判断し下山することに。
宿泊していたトモエ館まで戻ることになりました。。。

翌日の風景はこんな感じです。
天候も悪く風も止んでおりませんでした。
登頂は諦めこのまま下山することに。。。

まとめ

今回は残念ながら登頂することができませんでしたが、富士登山をし、山小屋にも宿泊するという貴重な経験をしました。
個人的な感想としては、初日に7合目の山小屋に泊まるか、8合目の山小屋にするかが大きなキーポイントになるのではないかと思いました。
初日に8合目まで行っていればもしかしたら登頂もできたかもしれません。

また時期も少し悪かったのかと思います。
山開きしてすぐにいきましたが、7月は気候が荒れやすかったのかもしれません。
これまで何度か富士登山にいきましたが、全て登頂できていました。
ただこれは8月に行ったからよかったのかもしれません。
もし富士登山に行くのであれば8月をお勧めします。

以上、2023年の富士登山の記録でした。
これから富士登山をする方の参考になれば幸いです。

それではまた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA