世の中には数多くのテニスラケットとガットが存在しており、テンション等を考慮するとその組み合わせは無限大ではないでしょうか。
突き詰めすぎると自分が使用しているラケットにはどのガットが良いのかわからなくなってきてしまいます。
そこで今回は私が長年使用しているRPM Rough(旧ブラストラフ)についてレビューしていこうと思います。
RPM Roughについて
RPM Roughはバボラから発売されているガットで、ちょっと前まではブラストラフの名前で知られていました。
商品名が変わったそうです。
ガット自体は新しいわけではなく2017年2月に発売されています。
ATP選手の中だとカナダ出身のフェリックス・オジェ=アリアシム選手が使用されているそうです。
商品概要は以下の通り。
カラー | ダークグレー・レッド・イエロー |
材質 | ポリエステル |
ゲージ | 125,130 |
長さ | 12m,200m(ロール) |
元々ブラック、レッド、イエローの3色だったのですが、2024年6月現在はブラックがダークグレーに変わったようです。
RPM BLASTに凹凸のあるラフ加工を施すことで、よりボールに引っ掛けやすい構造にし、スピンがかけやすくなったガットです。
テニスショップでも購入できますが、Amazonでも入手可能です。
ご参考にしてください。
使用感
それでは私がRPM Roughを使ったレビューを書いていこうと思います。
完全に私の独断と偏見ですがある程度は参考になるかと思います。
今回着目する項目は3つ。打感、回転、コントロールです。
順番に見ていきましょう。
打感
まず打感ですが率直な感想、非常に柔らかいです。
インパクト時、1秒くらいボールが乗っているのではないかと思うくらいしなりを感じる事ができます(実際そんなに長い時間乗っていません)。
ボールがラケットに乗っている感覚が好きな方にはおすすめのガットだと思います。
逆にボールを弾くような感覚が好みの方はもしかしたら合わないかもしれません。
回転
スピンに特化したガットなだけあり、かなり回転はかけられると思います。
スピン、スライス共にボールがガットに引っかかる感触があるため、スピン系のボールを持ち玉にする選手には相性が良いと感じました。
回転に特化しているため、ボールスピードは若干落ちるような感覚もあります。
フラット系を持ち玉にしている人には向かないのではないかと思いました。
コントロール
打感の部分にも少し記載しましたが、かなりボールが乗った感覚があるのでその分コントロールもしやすいです。
ストロークももちろんその感触はありますが、個人的にはボレーでその真価が発揮されると感じました。
ボレーは素早い反応が求められるとともに、その短時間でボールコントロールも必要とされます。
ボールが弾かれてしまうとコントロールは難しいですが、RPM Roughはボールがしっかりとガットに乗るためかなりコントロールしやすいと思います。
ボレーを得意としている方へは相性が良いのではないでしょうか。
まとめ
今回は初めてガットのレビューを独断でレビューしてみました。
RPM Roughは柔らかい打感やボールの乗る感じが個人的にはとても好みで、5年以上愛用しているガットです。
回転はかけたいけどコントロールもしたい、ボールの乗る感じが欲しい方へかなりおすすめのガットだと思います。
RPM Roughを考えている方はぜひご検討してみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また。